前回、椎間板や関節の安定化のためにコンドロイチン硫酸(以下、コンドロイチン)の摂取が必要である事を解説いたしました。
今回はコンドロイチンの正しい摂取方法について解説したいと思います。
コンドロイチンの摂取方法について
それでは解説します。
食材からは・・・
コンドロイチンを多く含まれる食品として、鶏皮、鶏、牛、豚の軟骨、納豆、山芋、オクラといったものやフカヒレ、スッポン、うなぎなどの高級食材があります。
ただ、これら食品からは多くは摂れないため、サプリメントを利用することを推奨しております。
サプリメントからの摂取
コンドロイチンの吸収
コンドロイチンは高分子であるため、サプリメントからでは吸収されないのではないか?という論をもつ方もおり、これに関しては様々な意見があります。
ただ現在は、人にコンドロイチンを経口投与しても、ある程度吸収されるものという研究結果が多いようです。
コンドロイチンを低分子化
また、研究開発型企業の丸共バイオフーズと北海道立総合研究機構は、ガンギエイの軟骨から抽出した天然の高分子コンドロイチンを独自のマイクロ化学プロセス製法により非酵素的に低分子化する方法を開発しました。(関連リンク ヒトが消化吸収できるコンドロイチンを量産、水による分子結合切断で低分子化)
その結果、吸収性試験において高分子コンドロイチンと比較し、250倍以上の吸収性を確認されているので、この低分子化されたコンドロイチンの摂取は1つの判断材料になりそうですね。
グルコサミンと一緒に摂る
さらによくコンドロイチンとセットで紹介されるグルコサミンですが、これらコンドロイチンとグルコサミンはグルコサミノグリカンと呼ばれるアミノ糖の構成成分となります。
前回、関節軟骨はプロテオグリカンがベースとなった物質である事を解説いたしましたが、このプロテオグリカンは前述のグルコサミノグリカンとタンパク質が結びついてできた複合糖質となります。
プロテオグリカン = グルコサミノグリカン + コアタンパク質
グルコサミノグリカンは関節や関節軟骨、関節液、角膜、皮ふなどにあり、コンドロイチンとグルコサミンの2つ併せて摂取する事によって相乗的に作用する事がわかっています。
個別でもお話をお聞きします
またこれらコンドロイチンとグルコサミンの1日の摂取量ですが、年齢や体重、そして症状によってなどで変わってきます。
今、自分にはどの程度の摂取量が必要なのか?またそもそも自分にはコンドロイチンやグルコサミンの摂取は必要なのか?疑問に思う事もあるかと思います。
是非そういった際は、私が運営しております滋賀県守山市にある「カイロSHiGA」で上記のコンドロイチンなどの栄養療法全般についてをはじめ、健康におけるカウンセリングを行っております。
今現在、コンドロイチンが足りているかどうかの検査も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください!
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