身体をやわらかくする方法を解説。ストレッチは効果ある?

前回、身体の柔軟性は関節可動域(以下、可動域)の広さに比例する事、また関節可動域が狭いと筋肉のコリにつながる事を解説しました。

今回は可動域を広げる方法(身体をやわらかくする方法)を解説したいと思います。

自動可動域と他動可動域

さて少し専門的な言葉になるのですが、関節可動域における自動可動域他動可動域という言葉をお聞きした事はありますか?

まずはこれらの意味から解説したいと思います。

自動可動域・他動可動域

自動可動域は対象者が自力で関節を動かした場合の可動域のことをいい、それに対し、他動可動域は他人が、手を添えて対象者の関節を動かした場合のことを言います。

  • 自動可動域 = 自力で関節を動かせる可動域
  • 他動可動域 = 他人の力で関節を動かせる可動域

仮に下図のように股関節を支点として脚を上げようとした際、自分の力を使って上げられる範囲が黄色で示した箇所であるのに対し、股関節のもっている可動域全域の範囲が緑色で示した箇所となります(自分の力は使わない)。

つまり、大体のケースは自動可動域よりも他動可動域の方が範囲は広いものだと考えられます。

ストレッチは可動域拡大につながる?

さてこれをふまえて、一般的にトレーニングで用いられるストレッチ体操は可動域拡大につながるのでしょうか?

正解は「他動可動域の拡大にはつながるが、自動可動域の拡大にはつながらない。」という事になります。

つまり、ストレッチ体操の役割は筋肉をほぐす効果と他動可動域の拡大には効果がありますが、自分の力を使って可動域を広げるという意味合いでは効果は薄いと考えます。

よって、普段自分の力で動かせる可動域を広げないと、筋肉のコリなどの根本的な解決にはならないでしょう。だからここでは自動可動域を拡大する必要があります。

1人でやろうとせず、カイロプラクティックで

自動可動域を広げるためには等尺性収縮(アイソメトリック)を上手く使うトレーニングを私は推奨しております。

下図に等尺性収縮を使ったトレーニングイメージを記しておきます。

図ではダンベルを使ったトレーニングイメージになります。このようなトレーニングを股関節・膝関節・肩関節などに応用できればいいのですが、ただ等尺性収縮を使ったトレーニングを1人で行うのは非常に難易度が高く、また専門性も必要になります。

だから1人で全てカバーしようとせず、お近くのカイロプラクティック整体院を頼っていただければ幸いです。

もちろん私が運営しております滋賀県にある「カイロSHiGA」でも上記の運動療法など、健康におけるカウンセリングや施術を行っております。

お気軽にお問い合わせください!

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