冬に近づくこの季節、気になってくるのが「冷え」ですよね。日本では女性が8割、男性で4割の方が冷えに悩みを抱えるほど多い症状と言われています。
それではこの冷えはなぜ生じてしまうのか?そしてなぜ女性に多い症状なのか?
冷え性を改善する上でまずこれらを解説したいと思います。
冷え性になる理由とは
それでは早速、冷え性になる理由として結論を申し上げると、
- 代謝が悪い、筋肉量が少ない
- 自律神経の乱れ
- ストレス過多
以上の3つが考えられます。これらを詳しく解説していきましょう。
代謝が悪い、筋肉量が少ない
これは女性で冷え性の方が多い理由となるのですが、筋肉量が少ないために代謝が悪くなる事が冷えの一因と考えられます。
ふくらはぎが「第2の心臓」と呼ばれるように、筋肉が伸び縮みする事によってポンプのように血液を送り出す事ができるので、そのポンプの役割を担う筋肉量が足りなくなれば、代謝が悪くなり、血行不良となります。
さらにはその血行不良により、身体の末端まで血液が行き届かなくなるために手足が冷えやすくなるのはこのためだと考えられます。
自律神経の乱れ
次に考えられるのが自律神経の乱れになります。
身体の体温を調整しているのが自律神経ですので、その自律神経の乱れが体温低下を引き起こし、単純にそこから冷えを引き出している可能性があります。
特に女性は月経・出産といったライフサイクルにおいて変化があるので、ホルモンバランスの乱れが自律神経の乱れにつながり、体温低下、つまり冷えを引き起こしやすい事が考えられます。
ストレス過多
最後に現代人の天敵でもあるストレスの影響です。正直、一番厄介かもしれませんね・・・。
これは上記の「自律神経の乱れ」にも関係してくるのですが、自律神経は、リラックス状態で優位になる副交感神経と、緊張状態で優位となる交感神経から成り立ちます。
ストレス過多の状態になると、交感神経が優位になり、身体は緊張状態となります。そしてそこから血管が収縮を続け、血行不良につながり、冷えの原因になると考えられます。
冷えは不調のサイン!?
以上が冷えとして考えられる3つの原因となります。いかがだったでしょうか?
もしかすると、これまで出てきたワードを見て何か感じた方もおられるかもしれません。
「代謝が悪い」「自律神経の乱れ」「ストレス過多」「血行不良」「体温低下」
そう、冷え性は全て身体の不調につながるといっても過言ではないでしょう。
さきほど、自律神経の乱れが体温低下を引き起こす事を記しましたが、その体温が1度下がる事によって、身体の免疫力が30%以上低下すると言われています。
そうなると、風邪もひきやすくなりますし、疲労感も出やすく、さらにはストレスも感じやすくなるでしょう。
だから冷えを感じたら、身体を温める事も必要ですが、冷え性を改善させるために何か根本的な対策をとる必要がありますよね。
そこで次回は冷え性を改善するための具体的な方法を解説したいと思います。
ご期待ください!
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