飲酒は健康に悪影響？アルコールがもたらすダメージとストレスホルモンの増加

アルコールは社交的な場面やリラックスするための手段として広く利用されていますが、過剰摂取は身体に深刻な影響を及ぼすことがあります。

特に、肝臓へのダメージは顕著であり、そのメカニズムについて理解することが重要です。また、二日酔いやメンタルの崩壊といったよくある経験から、アルコール摂取がストレスホルモンの放出を促進することも考慮する必要があります。

アルコールの代謝と肝臓の負担

アルコールが体内に摂取されると、主に肝臓で代謝されます。この過程で、アルコールがアセトアルデヒドという有害な物質に変換されます。アセトアルデヒドは肝臓にとって有害であり、その過剰な蓄積は細胞の損傷や炎症を引き起こします。

アセトアルデヒドと肝臓の損傷

アセトアルデヒドは肝臓の細胞にダメージを与えることが知られています。

まず、アセトアルデヒドは細胞内のタンパク質やDNAと結合し、細胞の機能を妨げます。これにより、肝臓の細胞は正常な代謝や解毒機能を果たせなくなります。

さらに、アセトアルデヒドは肝臓の線維化を促進します。

繊維芽細胞が活性化され、線維組織が異常に増殖します。これにより、肝臓組織が硬化し、肝硬変や肝線維症などの疾患が発症するリスクが高まります。

二日酔いとストレスホルモンの増加

また、二日酔いやメンタルの崩壊といった経験がある方にとって、アルコール摂取はコルチゾールというストレスホルモンの増加を引き起こす可能性があります。

アルコールの代謝による生化学的な変化がストレス反応を刺激し、コルチゾールの放出を促進します。その結果、不安感や睡眠障害などの症状が強まることがあります。

二日酔いとコルチゾール

二日酔いの状態では、アルコールの代謝によるNAD^+ （ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド）の低下とコルチゾールの増加が相まって、体がストレス状態に置かれます。これにより、不快な症状が強調され、メンタルの安定性が低下することがあります。

また、二日酔いに伴う不快感や不安が睡眠障害を引き起こし、コルチゾールの過剰放出をさらに促進する可能性もあります。

飲酒もメリハリが大事！

アルコールの過剰摂取は、肝臓の損傷だけでなく、ストレスホルモンであるコルチゾールの増加も引き起こす可能性があります。

二日酔いやメンタルの崩壊といった症状は、この生化学的なプロセスによって一部説明されるかもしれません。したがって、大酒飲みの方には辛い話題かもしれませんが、適度な飲酒を心がけることは、身体とメンタルの健康を維持する上で重要です。

宅飲みをスパッとやめてみるのも･･･

そこで、アルコール依存症に近い経験をもつ私がおすすめする行動はコロナ過で習慣づいてしまった「宅飲み」を完全にやめてみるということです。

私は以前、アルコール依存症まではいかなくとも、家にアルコール飲料があると、制限なく飲んでいたことがありました･･･

そんな中、お酒を家から排除するようになってからは意外にもスパッとやめる事に成功した経緯があります。飲酒する時はお店だけなどと決めておくと、案外うまくいくものなんですね（笑）

是非、皆さんも真似してみてください！